行動する



Cited from 日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20131227/257670/?P=4


その都度その都度「動く」、それが大切

 強制収容所に収容された体験を持つ、オーストリアの精神科医・心理学者のV.E.フランクルは、「人生を意味あるものにするには、具体的に活動すること。自分の活動を通じて、もっと有意義で、もっと意味に満ちた人生がおくることができる」と説いた。

 先のことなど誰にも分からないのだから、その都度、具体的に動いてみる。自分にできそうなこと、やってみたいことを、自由に選択し、行動する。それが結果的に、人生に意味をもたらすのだと、フランクルはいう。

 夜と霧のなかで、計器飛行をしているパイロットが目的地の飛行場を見つけるときは、その飛行場からパイロットに送られるモールス信号だけが手がかりなのだそうだ。ところが、その信号が聞こえる場所は、地形、気候、その他の信号の条件などで、微妙に変わる。

 なので、パイロットは信号音が聞こえるように、その都度動く。高さを変え、方向を変え、ちょっとずつ動きながら、信号音が聞こえるように操縦する。

 その都度その都度、動くことで無事に着陸することができるのだという。

小さなことでも具体的に動いてみれば、具体的な答えが出る。どう動くかは、千差万別。自由に決めて動けばいい。だって、自分の人生だ。自分を信じて、今までやったことのないことをやってみればいい。
 その具体的な行動を放棄した人が、「生きている意味がない」とか、「自分はなんて不幸なんだ」とただただ天を見上げ、がんばろうとしている人たちの足をひっぱるような陰湿な言動をするのではないだろうか。
 思い通りの人生にはならないかもしれない。でも、前に半歩でも、4分の1歩でも進んでみれば、それまでとは違い景色が見えることだろう。
 人生の道なるものが存在するならば、それは直線コースじゃない。曲がりくねっている道ともちょっと違う。恐らくそれは螺旋階段のようなもの。人生は螺旋階段。前に進みさえすれば、必ずや光が見えてくる。

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