欧米企業と直接交渉して契約を結ぶ難しさ

Cited from : 日経ビジネスOnline  URL : http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20130805/251950/

互いに最善の努力?それって測れますか?

英語を使う仕事で最も難しいものは何でしょうか。売り込みでしょうか。プロジェクトで起きたトラブルの収拾でしょうか。あるいは労使交渉でしょうか。その人の経験によって色々な答えがあろうかと思います。

 私自身、一つに絞れと言われたら考え込んでしまいますが、まず浮かぶのは契約書の作成です。最難度の仕事の一つであることは間違いないでしょう。

 日本企業においても英語で契約書を締結する場面が増えています。ビジネスをグローバルに広げていく際、海外の相手と互いに歩み寄れる言語となるとやはり英語です。

 ただでさえ文章が分かりにくい契約書の内容を英語を使って議論し、記述していくのは大変です。しかも問題は英語だけではありません。異なる文化と価値観を持つ相手と議論し、合意にこぎつけなければいけません。タフな仕事です。

 今回の内容は、異文化や異なった価値感から来るギャップをどのように埋めるかという点に絞りました。第2回の『英語で「がんばります」は要注意?』で紹介したHigh ContextとLow Contextの考え方の違いが明らかに出てくるのが契約書です。

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