まさしく自分⇒最近の若い人は、こういう地味な作業をしなくなりました。わからないことをわからないままで済ましてしまう。だから、1つの案件を担当しても、表面だけを見て、深く考えずに進めてしまう。運よく案件を成立させたとしても、知識やノウハウが蓄えられないので、次に同じような案件を任されたときにうまく対応できないのです。

SankeiBiz

Cited form : http://www.sankeibiz.jp/econome/news/130623/ecd1306230901001-n5.htm

例えば、金融用語で「L/C(Letter of Credit=信用状)」という言葉があります。貿易決済を円滑化するための手段として、銀行が発行する支払い確約書のことです。私が初めてこの言葉を耳にしたとき、すぐに書店へ行き、L/Cについて書かれた本を買って勉強しました。それでもよくわからなかったので、知り合いがいる銀行を訪ね、L/C担当の人をつかまえて詳しく教えてもらったことがあります。

 最近の若い人は、こういう地味な作業をしなくなりました。わからないことをわからないままで済ましてしまう。だから、1つの案件を担当しても、表面だけを見て、深く考えずに進めてしまう。運よく案件を成立させたとしても、知識やノウハウが蓄えられないので、次に同じような案件を任されたときにうまく対応できないのです。

 1つの仕事には、知識とノウハウを得られる要素がたくさん詰まっています。100の要素のうち、半分の50でもいいから知識とノウハウを蓄える仕事のやり方ができなければ、会社としても欲しい人材とはいえません。

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