「野蛮人」だった新入社員時代  (丹羽宇一郎氏の経営者ブログ)

URL: http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK15014_V10C13A4000000/

日本経済新聞


仕事は地味なものばかり。文書のコピーをとったり、手回し式の計算機でひたすら計算したり……。思い返せば自負心の強い新入社員に見えたかもしれません。「こんな誰でもできることをするために入ったわけじゃない。大学院に戻ろうか、それとも司法試験に挑戦するか」。大学時代の恩師に相談したところ、こっぴどく叱られました。「2、3カ月で仕事の何がわかるというんだ。我慢して基礎を覚えろ」と。

心を入れ替え、下働きだろうがなんだろうが、徹底的にやることにしました。コピー、計算はもちろん、港湾で荷を受け渡す現場にもできるだけ立ち会うようにしました。船からどんなふうに荷は降ろされるのか、どんな手順で受け渡しが進むのか。現場で覚えた仕事はなかなか忘れることはなく、その後いろいろな局面で役立ちました。仕事の原点はすべて現場に宿るのです。

不思議なもので、自分の仕事ぶりは誰にも見られていないように思っても、誰かの目が必ずあります。新入社員の皆さん、「こんなはずじゃなかった」という局面に、これからも出合うかもしれませんが、入社10年ぐらいは「アリ」のように汗水厭わず働いてみてください

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