舌と発音と英語のリスニング力
自分で発音できない音は絶対に聞き取れない
洋楽をいくら聞いても、何度も繰り返し聞いても一向に聞き取れるようならない。
TOEICリスニングパートが全然伸びないのはなぜか?
人間の脳は自分で発音できない音は脳が雑音としてはじいてしまう仕組みになっている
発音できない=脳が認識できない
また日本語は母音が5つしかないのに 対して英語は22個もある
つまり日本語話者は英語をほとんど正しく発音できていない。
これではリスニングできるわけがない。
英語は正しい発音を学び 音読したり歌ったりして実際に音をださないと覚えられない。
リスニングを始める際の大前提
リスニングの学習は、基本的に「英語の音を頭に染み込ませる」作業です。具体的には、短い学習素材を繰り返し聞き、発音練習を行います。
しかし、それを効率的に行うためには、まず下記のような準備が必要です。
- リスニングレベルの文法と語彙(ごい)を身に付ける
- 発音の基礎知識を身に付ける
最低限の文法知識はある前提
当たり前ですが 文字で読んでも理解できないものは、聞いても決して理解できない
発音の練習が、リスニング上達の近道
『英語耳』では、徹底的に発音についての勉強と練習をします。
発音について勉強するには、自ら発音の練習を行うのが一番です。ただ本を読むだけではなく、必ず発音の練習をしてください。発音練習をするメリットは、
- ネイティブと同じ発音の仕方になる(かっこよくしゃべれるようになる、通じやすくなる)
- 音が口や舌の形のイメージと結び付き、正確に聞き取れるようになる
- 似た音を発音し分けられるようになることで、頭の中に英語の音の引き出しができ、正しく分類できる
などです。
英語で相手に自分の意思を伝えるためは、正しい発音を身に付けることが本質的に必要です。しかし、正しい発音の意義はそれだけではありません。相手のいうことを聞き取るためにも、自らが正確な発音を実践していることが非常に役に立つのです。
私は専門家ではないので、この辺りの詳しいことについては説明できませんし、すべきでもないと思います。詳細は『英語耳』をご覧ください。
■歌を歌ってバイブルを実践しよう
私はリスニングが340点のときにこの本に出合い、それをきっかけに480点まで点数を上げることができました。実際に『英語耳』で練習した期間は1カ月程度しかありませんでしたが、それはより実践的な内容の『英語耳ドリル』での練習に移行したためです。
『英語耳ドリル』は、『英語耳』で得た知識を実践的に練習するための素材を提供してくれる本です。
冒頭でお話ししたように、リスニングの練習は、短い学習素材を繰り返し聞いて発音練習をすることによって行います。しかし、発音を学んだばかりの学習者にとって、世の多くの素材は速度が速すぎ、学習に適していません。1つ1つの音を丁寧に練習するための適切な素材がなければ、効果的な練習はできません。
『英語耳ドリル』には学習素材として、スローなバラードが5曲収録されています。すべて名曲ばかりで、最高の素材です。
特に1曲目の「Fly me to the moon」はとてもゆっくり発音され、『英語耳』で身に付けた1つ1つの発音が非常に良く分かるようになっています。
歌で練習すること自体、味もそっけもない素材で練習することに比べて楽しいものだと思います。『英語耳』の内容は非常に重要で、必ず身に付けるべき知識と発音が含まれていますが、付属のCDでの練習は比較的楽しくありません。最低限繰り返したら、英語学習のモチベーションが尽きてしまう前に、さっさと『英語耳ドリル』の歌の練習に移りましょう。
まずは1曲を徹底的に繰り返し聞き、一緒に歌い、また聞くことを繰り返します。私は100回以上繰り返しました。
1曲に飽きてきたら、別の曲でも練習してみましょう。ほかのお気に入りの洋楽があれば、モチベーションの維持に役立つ場合はそちらで練習してもかまいませんが、1曲目は「Fly me to the moon」を利用することをお勧めします。本にすべての歌詞の発音記号が載っていて、1曲目は発音記号を参照しながら練習すべきだと思うからです。
自分のお気に入りの曲を練習に利用する場合は、バラードなどテンポのゆっくりしたものを選択してください。ロックなどテンポが速い曲は、この段階での練習には向いていないと思います。
あとは繰り返し音読 歌うだけです。
毎日続ける
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